2005年4月、愛知工業大学に昼夜開講制のビジネス系大学院が誕生します。
愛知工業大学大学院 経営情報科学研究科 博士前期課程/博士後期課程(設置認可申請中)
院生・卒業生からのメッセージ
日本の文化に興味を持ち来日。社会で役立つ知識を習得するために大学院へ。

于 剛 さん

 博士前期課程2年



 

 私は日本の文化に興味を持ったことから日本に留学、日本語学校を経て滋賀県立大学人間文化学部に入りました。当初は日本の祭りなど、日本の伝統的な風習を学んでいましたが、「もっと社会に出た時に役立つ知識を身につけたい」と思うようになり、この大学院に入学しました。現在、私が学んでいるのは「生産マネジメント」。その中でも「中国中小企業の現状」を研究しています。担当の先生方の指導を受けながら、図書館で本を借りて文献を読んだり、インターネットを使って資料を集めたりするほか、実際に企業の生産現場も見学しました。教科書等で読んだ理論が、実際の生産現場でどういう形になっているのかを見ることができ、とても勉強になったと感じています。
 この大学院のよいところは、これまで経営や情報の専門的な勉強をしてこなかった学生向けに、基本的な知識を身につけられるカリキュラムが導入されていること。留学生や別の分野のことを学んできた学生にとって、これは大きなメリットだと思います。このほか資格取得の相談に乗ってくれるところもよいところです。
 大学院修了後は、大学院で身につけた経営、パソコンの知識・スキルと日本語を生かせる仕事をしたいと考えています。当初は日本で2〜3年間、就職するつもりだったのですが、今は自分の好きな仕事ができれば、日本でも中国でも構わないと思うようになりました。これから就職活動にも力を入れたいと考えています。

大学院進学の動機は企業を客観的に見る目を養うため。学んだことを生かして、よりよい就職支援をしたい。

伊藤 直美 さん

 博士前期課程1年

 

 私は専門学校で就職支援の仕事をしています。そのため、よく学生から「よい企業はないか」と聞かれます。しかし自分には、客観的に企業を評価ができるほど知識がないのではないかと感じており、その勉強をするために大学院に入りました。幸い職場の理解を得たので、午後6時から始まる講義には遅れることなく参加しています。先生方はわかりやすく説明してくださるので非常に助かっています。社会人になってから再び学びの場に足を踏み入れた私に、学習習慣がついているかどうか、レポートの書き方まで親切に指導していただいています。このように精神的な面でも担当の指導教官をはじめとする先生方に支えていただいており、非常に感謝しています。また、職場ではキャリアコンサルタントという立場で学生を支援していますが、大学院に来ている間は学生の立場になります。先生の気持ちも学生の気持ちも同時にわかるということも、今の仕事にプラスになっていると思います。
 私の研究テーマは「企業評価および人材活用について」。競争力のある企業、成長性のある企業には、よい人材が集まります。企業を評価する力を身につけるとともに、なぜよい人材が集まるのかを明らかにすることが大きな目的です。私の勤務している専門学校は系列校も多いので、それらの学校でも大学院で学んだことを生かし、就職支援をすることができたらと考えています。

業務で開発してきた数々の生産システム。その学問的な整理に取り組む。

原嶋 茂 さん

 博士後期課程2年(社会人入試で入学)

 

 私は東北大学大学院博士前期課程(機械工学)修了後、株式会社デンソーに入社。以来長年にわたって生産技術部門で仕事をしてきました。さまざまな業務を経験しましたが、一番多いのが「生産システムの開発」。当社の場合、将来の需給を考えて生産ラインを設計します。例えばヒット商品になりそうだというだけで、市場の変化などの予測・分析をせずに大規模な生産ラインを作ると、設備投資分を回収しきれないうちにブームが終わり、その生産ラインが無用の長物になってしまう事態になりかねません。そこで当社は、世界でトップシェアを握っている状態でも需要に応えられるとともに、何らかの理由によって生産をストップすることになっても損失が出ない生産システムを数多く作ってきました。
 こうした実績を持つ企業なのですが、これまで開発してきた生産ラインを学術的視点からまとめた研究は行われていません。会社の業務を通して出会った本大学院の大野勝久先生から「生産システムの専門家として、過去に開発してきた生産ラインを学問的に整理してみないか」とのお誘いを受け、この大学院でその研究に取り組むことにしました。
 私は会社員であると同時に、「円周率を計算した男」で第16回歴史文学賞を受賞するなど、小説家鳴海風としての顔も持っています。昨年から大学院生という新しい顔が加わりましたが、私は仕事・創作・研究のいずれにも全力を尽くしています。大学院で経営情報科学の博士号を取得し、その後も仕事と創作・研究活動に力を注いでいく−それが私の将来設計です。

社会人になっても勉強はできる。意欲ある人はどんどん学んで欲しい。

坂本 孝司 さん

 博士後期課程1年

 

 私は神戸大学経営学部在籍中に、武田隆二先生(前日本会計研究学会会長)の指導を受けました。大学卒業後、税理士免許を取得、25歳から税理士事務所を始めました。34歳の時、税理士として会計と法律を究めたいと考え、1年間の受験勉強の後、東京大学大学院の法学研究科に入学、博士後期課程を修了しました。「会計」「法律」をそれぞれ勉強してきたので、それを横断的にまとめた研究論文を書きたいと思うようになった時、かつての恩師である武田先生がこの大学院に客員教授として招聘されたこと、さらに会計学の権威である野村健太郎先生も同じ大学院で教えていらっしゃることを知り、入学を決意しました。
 現在は月に2〜3回、本山キャンパスに通い、主に武田先生からマンツーマンで、それから野村先生にもご指導をいただいています。武田先生、野村先生という豊富な実績を挙げた先生方から直接指導していただけるので、幸せな環境にあると感じています。博士後期課程1年生は4名在籍しています。私も税理士法人(顧客520社)を経営しており、皆さんと顔を合わせる機会もあまり持てませんが、メールなどで情報交換を図っています。我が国では未だに多くの企業が経営に会計学を生かしていないように感じています。実務家として、自らの研究したものを生かし、企業はもちろん社会にも有益な仕組みづくりに貢献できればと考えています。社会人になっても勉強はできます。この大学院もそのための場所の一つ。いつでも門は開かれているので、意欲のある人はどんどん学んで欲しいですね。

大学院の講義に加え、学部の授業やゼミにも参加。自分自身のレベルアップにつながりました。

尾崎 重実 さん

 2008年3月博士前期課程修了

 

 大学では情報文化学部に所属、コンピュータを学んだのですが、それだけでは物足りないと感じ、この大学院に進学しました。コンピュータのセキュリティに興味があったので、大学院では電子透かしについて学びました。具体的にはQRコード上にどの程度まで情報を埋め込み、読み取れるのかを研究しました。
 1年次は講義が中心で、2年次から研究に入ります。私の通っていた大学はどちらかというと文系寄りで「コンピュータを使いこなす」ための学習に主軸が置かれていたので、この大学院で理論的な裏付けを身につけることができたのは大きな収穫でした。また、希望をすれば自分の研究に直接関わりのない先生方にも指導をしてもらえることもよいところだと思います。私は自分のレベルアップのため、先生方にお願いして大学の授業やゼミに参加、多変量解析や情報リテラシー、Linux、アルゴリズム、JAVAなどを勉強しました。
 情報を深く学ぶために入った大学院でしたが、経営分野の学問も学べるのも大きな魅力です。社会に出れば経営的な考え方が求められます。私も就職活動を前に生産管理などの講義を受けました。本大学院は工業大学の大学院でありながら、理工系出身者でなければついていけないというようなところではありません。「経営から学ぶ情報・コンピュータ」というスタンスですので、理工系の人はもちろん、文系の人で情報を学びたい人はぜひ本大学院に入学して欲しいと思います。

M&Aの時に使われる企業結合会計を研究。将来は身につけた知識を仕事に生かしたい。

野々垣 貴文 さん

 2008年3月博士前期課程修了

 

 私が大学生の時はちょうど、ライブドア事件や各種ファンドの動向が話題になっていました。そんなことから会計に興味を持ち、会計学のゼミに所属。そこで学ぶうちに「もっと詳しいことを知りたい」と思うようになり、大学院に進学することにしました。
 大学院では会計学の中でもM&Aの時に使われる企業結合会計を研究しました。海外の会計の法律や文献を自分で和訳して資料を集めるとともに、日米の具体的な事例を比較するという形で進めました。英語はさほど得意ではなかったので、はじめのうちは文献・資料1ページ分を訳すのに、5〜6時間かかったこともありましたが、次第に慣れてきて短い時間で和訳できるようになりました。海外でかつては使われていたものの、今では使用していない手法が、日本の企業で今も採用されていることがあるなど、非常に興味深い点がいくつもあり、充実した研究生活を送ることができたと思います。
 大学院を修了後、私は東海東京証券に入社しました。東海地区においては大きなシェアを握っていること、地方銀行等と積極的に業務提携をしており面白い仕事ができそうだと感じたことが、入社の動機です。まだ研修中のため、配属は決まっていませんが、最初のうちはお客さまと接する仕事を担当して、現場のことをよく知り、その後はさまざまな部署の業務を体験したいと考えています。そしてその中で自分が大学・大学院で学んだことを生かせれば、と考えています。

 お問い合わせ  サイトマップ