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原嶋 茂 さん
博士後期課程2年(社会人入試で入学)
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私は東北大学大学院博士前期課程(機械工学)修了後、株式会社デンソーに入社。以来長年にわたって生産技術部門で仕事をしてきました。さまざまな業務を経験しましたが、一番多いのが「生産システムの開発」。当社の場合、将来の需給を考えて生産ラインを設計します。例えばヒット商品になりそうだというだけで、市場の変化などの予測・分析をせずに大規模な生産ラインを作ると、設備投資分を回収しきれないうちにブームが終わり、その生産ラインが無用の長物になってしまう事態になりかねません。そこで当社は、世界でトップシェアを握っている状態でも需要に応えられるとともに、何らかの理由によって生産をストップすることになっても損失が出ない生産システムを数多く作ってきました。
こうした実績を持つ企業なのですが、これまで開発してきた生産ラインを学術的視点からまとめた研究は行われていません。会社の業務を通して出会った本大学院の大野勝久先生から「生産システムの専門家として、過去に開発してきた生産ラインを学問的に整理してみないか」とのお誘いを受け、この大学院でその研究に取り組むことにしました。
私は会社員であると同時に、「円周率を計算した男」で第16回歴史文学賞を受賞するなど、小説家鳴海風としての顔も持っています。昨年から大学院生という新しい顔が加わりましたが、私は仕事・創作・研究のいずれにも全力を尽くしています。大学院で経営情報科学の博士号を取得し、その後も仕事と創作・研究活動に力を注いでいく−それが私の将来設計です。
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